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2005/09/09

障害者後見

 成年後見が平成12年に介護保険の導入と同時に実現してはや5年が経過しました。
 あちこちの法律雑誌に5年を振り返る記事が掲載されています。そんな中で一番、わかりやすいのが数字です。ある雑誌に司法統計年表(最高裁の統計数字)をまとめたものが掲載されていましたので、紹介しておきます。

 これは一番左の数字が平成12年、順に右に移動して最後が平成16年です。
 利用の推移(申立件数)
 後見 7451件→9297件→12746件→14462件→14532件
 保佐 884件 →1043件→1521件 →1627件 →1687件
 補助 621件 →645件 →737件 →805件→784件
 任意後見 51件・103件・147件・192件・243件

この数字をみると、成年後見の利用件数は徐々に伸びていることになります。しかし、私は次の点に目が向いてしまいます。

1)3類型全体としての利用件数が、増えたとはいえ1万7千件程度であって、わが国の障害者・高齢者の後見ニーズにこたえ切れていないこと。

2)平成15年から16年にかけては伸びが鈍化し、補助類型にいたっては減少していること。

3)任意後見は、伸びてはいるが、制度発足以来、数値的にはほとんど利用されていないこと。

これをどう評価すればいいのでしょうか。制度発足以来利用件数は増えてきたが、実際の必要人員からすれば、期待にこたええていないこと。複数後見の実施については、実情を知らせる記事がないこと。

などなどいろんな意見がでそうですが、とにかく今日は疲れているんで寝ます。ははは。

 やれやれです。今日はこれぐらいにしておきます。
(やっぱり疲れていたんですね、文章にあきらかな間違いがあったので上記を訂正しておきました:午前9時)

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コメント

山本さま、コメントありがとうございます。高齢者と障害者の後見法人はすでにいくつもありますが、なかなか件数をこなしているところはないようですね。
多くは行政からら依頼された困難事例を扱っているようで、任意後見とセットにできるような平常時の事例は少ないですね。
行政や障害者福祉の各団体とどこまで連携ができるのかがカギだと思います。

投稿: satosho | 2007/03/19 09:56

はじめまして、このたび 先生のホーム・ページに出会いました。 私たちは成年後見制度のもと 任意後見・法定後見に取り組む京阪神・奈良地区でかつどうをいたしております法人後見人です。設立7年目になります。障害者・児の方々の親御さんの理解不足かと思いますが、高齢者へ重点をおいております。障害者自立支援法で、300万未満の預貯金云々について、波紋があったようにきいております。親御さんとの任意後見契約を軸に、障害者・児さんを法定後見(複数後見)を目指しております次第です。今まで、活動地区の手をつなぐ育成会さんへ、いろいろ働きかけをしてきましたが、反応はもうひとつです。来年度活動のテーマにもさせてもらいたいとおもっておりますが、ポイントをご教示ください。

投稿: 山本雅昭 | 2007/03/15 16:06

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