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2005/10/03

成年後見の審理

成年後見の審理は、家事審判法によって行われているので、裁判所の職権性や裁量性が強く、手続きの見通しが必ずしも良くないところがあります。これから利用を考える関係者も、申立をしてもどうなることなのかよくわらかないことが多く、申立を決断しにくいところがあるようです。

成年後見について書かれた本は、たくさんありますが、審理手続きに特化した本は意外に少ないようです。そんな中で、注目している本は次の本です。
佐上善和 「成年後見の審理」 信山社 2000年

 本書は手続問題を論じた貴重な(ほとんど唯一?)の本といっていいでしょう。著者はドイツの歴史に造詣が深く、日本の後見審理(以前は禁治産の審理)の歴史を母法であるドイツ非訟事件手続法やドイツの精神学者と法律学のやりとりまで立ち入って検討しています。

 専門家でもなければなかなか手に取る機会のない本だと思いますが、この本が書かれたのは、現在の成年後見法が制定される直前であるので、立法提案に対する批判的検討を含んでいて、いまの法制度の問題点を明確に伝えてくれるように思います。
 以下、この本に刺激をうけた点をいくつか書いてみたいと思います。

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