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2006/10/24

カラオケ方式(対話医療シンポ余話)

 先週の土曜日の対話医療シンポのメモの追加です。
 このシンポで最期にコーディネーターの和田仁孝教授から発言の機会を与えられたので思わず口走ってしまったのが、標題のカラオケ方式の対話。
 

 ある人から、最近の日本人の対話と称しているものの実体は、カラオケみたいであると伺い、なるほどそうだと思ったので、紹介させていただいたのである。

 カラオケは知ってますよね。一同に会した人々が、次々と歌を歌いあっていて賑やかであるが、ヒトが歌っているときに他のメンバーは誰もそれを聞いていない。ヒトが歌っている間は、自分が次に何を歌うのか一所懸命に模索している。延々と歌は続いていき、それなりに盛り上がるのであるが、ヒトの歌は誰も聞かないで盛り上がる、これがカラオケである(としておこう)。
 今はやりの対話もそうで、相手の話など誰も聞いていない。相手が話しているときには、自分が次に何を話すのか、それしか関心がない。相手が何を考えているのか、何を感じているのか、お構まいなしである。テレビやイベントなどで行われる対話は、みなそんな形で行われている。
 医療の対話というのは、こういうものではない対話を模索してほしい。そんな話しをさせていただいた。相互理解を進める言葉のやり取りである。

こういうのをなんと呼ぶのであろうか。よく分からない。響きあうような人と人の関わりあいという意味で「交渉」を超えた「響渉」と読んだことがあるが、下手な造語である。

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