法テラスの1ヶ月
鳴り物いりで始まった法テラスであるが、1ヶ月を経過してのニュースを二つ紹介しよう。
ひとつは電話がなかなか繋がらないとう苦情である。
もうひとつは混乱なく順調に滑り出しているという報告。
地方と東京とでは、雰囲気が違うようだ。
まず、苦情のほうから
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20061104/mng_____sya_____005.shtml
「法テラス」から転送電話「いつも話し中」 回線不足、苦情殺到
日常生活のトラブルの解決を支援する「日本司法支援センター」(法テラス)の総合窓口であるコールセンター(東京都中野区)が、利用者からの電話を弁護士会の相談窓口に転送しても6回に1回しかつながっていなかったことが分かった。電話回線の不足などが原因で、利用者からは「いつも話し中」と苦情が相次いでいる。鳴り物入りで開業して1カ月。法テラスが掲げる「司法を身近に」の理念が、かけ声倒れになった形だ。
日弁連幹部(幹部って誰のことだろう?)は次のようにいっているそうだ。
日弁連幹部は「電話による無料相談には限界がある。面談での有料相談こそ本来の姿。法テラスには、面談の予約受付センターへの転送を優先するよう求めた」と言う。
これに対して、法テラス担当者(これも誰だろう、やはり弁護士か?)
一方、法テラスの担当者は「漫然と弁護士に電話を回していた反省はある。だが有料相談が原則になれば『気軽に司法にアクセスできる』とする理念からかけ離れてしまう」と困惑している。
つぎは順調な滑り出しを見せているとの報告
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/ooita/ooita/20061105/20061105_001.shtml
法テラス大分開設1カ月 相談188件、混乱なし 無料相談は予約で満杯
法的トラブルを解決するための情報やサービスを提供する「日本司法支援センター(法テラス)」大分地方事務所(河野善一郎所長)は10月2日の開設から1カ月がたった。目立った混乱はなく順調な滑り出し。ただ、主要業務の1つ、無料法律相談に申し込みが殺到し、対応が追いつかないなど受け入れ態勢の課題が浮かび上がった。同事務所によると、先月1カ月間の相談件数は188件。内容は多重債務関係が53件と最も多く、相続・遺言15件、貸し付けトラブル14件、裁判手続きに関する相談11件と続いた。初日は相談が多く、電話回線が一時パンクしたものの、翌日以降は相談件数も安定している。
一方、経済力の低い人を対象にした無料法律相談は「予約で満杯」(河野所長)の状態。無料相談は火曜、木曜の週2日だけで、計12人しか受けられないためだ。裁判や弁護士の費用を立て替える民事法律扶助業務の相談に応じており、態勢を強化すべきとの声も強まっている。
法テラスの主な業務は法制度や相談窓口を紹介することだが、相談者から「具体的に問題解決してくれると思っていた」との声も多数寄せられているという。河野所長は「県民への周知がまだ不足している」と話している。=2006/11/05付 西日本新聞朝刊=
まだまだ始まって1ヶ月である。あれこれ評価をするのは早計のそしりを免れまい。いまの段階での評価に迷うことなく、着実に苦情を対応してほしい。基本的には、大いに期待したいところである。
ところで法テラスが始まった10月2日以降、勤務校のリーガルクリニックで行っている無料法律相談の電話予約が著しく減少している。最近ようやくまた入り始めているが、ここらあたりにも影響が出ているところである。いい意味で競争していきたいものである。
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コメント
ちなみにリーガルクリニックでやっている無料法律相談は、弁護士による相談対応で、予約制。電話ではなく来談で行う。一人当たり約1時間程度の時間をとることを原則にしている。継続相談もありである。
ちょっと宣伝しておきますね。
http://www.liaisonlc.com/soudan.html
無料法律相談予約専用 → 03-3264-5323
投稿: satosho | 2006/11/07 09:29