障害当事者の裁判官
知合の視覚障害の方との会合を経験すると、いつもふと思うことがあります。この方、とても人間や社会に対する洞察が深く、失礼ながら「視野が広い」といつも思ってしまうのですが(全盲の方です)、どうして日本には障害当事者の裁判官がいないのでしょうか。全盲の弁護士、車椅子の弁護士、聴覚障害の弁護士など、弁護士会には障害当事者の弁護士が何人かおられます。国会議員では前職の八代英太さんが有名でしたね。
障害当事者の弁護士さんの話は前に書いたことがあります。
http://www.satosho.org/satosholog/2006/06/post_29e0.html
http://www.satosho.org/satosholog/2006/06/post_e848.html
日本には裁判官、検察官に障害当事者の方がいると聞いたことがない。外国はどうなのでしょうか。アメリカには全盲の裁判官がいるそうです。
よく知られているように正義の女神(テミス)は目隠しをしています。まれに目を開けたものもあるようですが、基本は目を見えなくしています。
板倉周防守重宗は障子越しに訴を聞いたといいます。
目先の表面的なことに左右されずに公平に判断する、それが正義だ、ということですが(ちなみに私はこれが正義のいい面でもあるし悪い面でもあると思っていますが、それはここでの問題ではありません)、ならば、全盲の方は、裁判官にうってつけではないか、と思うのですが、どうでしょうか。
そもそも任官希望者がいないのでしょうが、これから法律家の数が増えてくると、障害当事者の法律家も増えるでしょう。裁判所としてはまだ現実味がないと判断しているのかもしれませんが、任官希望者がでてきたときにどう対応するのか。楽しみな話しです。
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コメント
分かりやすいように絵を入れて文章を訂正しました。絵はウィキペディアから拝借しています。午前8時半
投稿: satosho | 2006/11/06 08:37