小さく育てたい親心
前にアメリカで障害児の体を小さなままにしておく医療が行われていることを紹介した。
http://www.satosho.org/satosholog/2006/11/post_9246.html
その後、このニュースを追っている名川さんが、さらに詳細に紹介してくれている。相変わらず丁寧な仕事ぶりに感謝である。
http://mnagawa.air-nifty.com/misc/2006/11/growthattenuati_ed34.html
名川さんの感想は下記に記載されている。
http://mnagawa.air-nifty.com/misc/2006/11/growthattenuati_c79f.html
お名前は存知あげないが、医学の分野の専門家からコメントも出ている。
A Fledgling Child Psychiatrist
名川さんのコメントは、この医療を行った医師たちの主張に説得力がない、というものである。A Fledgling Child Psychiatrist さんのコメントは「携わりたくない治療」ということである。お二人とも最終的な結論を述べることは慎重に避けておられるが、教育と医療の分野からの説得力のあるご発言である。わたしは畑違いではあるが、共感できる。
親の利益を本人の利益に移しこんで(親が世話しやすいほうが、子供にとっても生活しやすい、という論理らしい)発達を留めているのは、ひとつの論理ではあるが、そこには子供本人の利益主張を行う人がいない場での論理操作であるとの認識がないように見える。一般に親は子供の代弁ができると考える人は多い。子供と第三者の関係で考えると、親が代弁できる場合・代弁しなければならない場合は多いだろうが、親と子との関係で子供の利益を代弁できるのは親ではない(すくなくとも親だけではないだろう)と思うからだ。
倫理委員会の手順にせよ、こうした問題を論文で公表して世に問う姿勢といい、生体腎移植でみせたわが国の医療倫理とは、格段にレベルの違う(高い)環境にあることは間違いないが、それと説得力があるかどうは別物である。
なお前のわたしのアップは、障害児は子供のままがいい、というものであったが、ちょっとずれていたようなので今回は標題を変えた。
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コメント
タイトルがやっぱりピンぼけなので変更しました。
小さく育てたい親 → 小さく育てたい親心
投稿: satosho | 2006/11/27 14:46