姉歯・ヒューザー物件の最期
以前の写真とコメントは下記からたどれます。
http://www.satosho.org/satosholog/2006/11/post_3fc5.html
昨年から今年にかけて、姉歯さんとヒューザーさんに、日本国民は大変にお世話になりました。この事件は、おそらく歴史に残るでしょう。
姉歯さんも5年の懲役が確定しましたが、これは偽証罪。構造設計を偽装した罪ではないところがこの事件の面白さです。
わたしもまさか自宅の近くに、この物件があるとは思っていませんでしたし、自宅より駅近ですから、家人と一緒に、駅近で100平米超えるんなんてスゴイよねえ、こんなマンション買えたらいいねえ、でも中古買ったばっかしだしねえ、金なんてないよねえ、なんて話しながら車を運転していたことを今でも思い出します。
この事件は、被害にあわれた方々の救済は英知を集めて計られる必要がありますが、同時に、日本のマンション販売の手法にも反省を要求するものです。現場とは違うところにモデルルームと称するプレハブモドキの見本品を作って、現地の地盤や構造を目で見ることができないですし、購入したマンションの内部設計もほぼ同じつくりでしか購入できない、つまり何も確認できないでお客は、買うか買わないかの選択しかできない購入システムがまかり通っているところが怖いところです。
事態は一戸建ても基本的には同じで、基礎構造からの確認なんてできませんから、わたしはマンションにしろ一戸建てにしろ、購入するなら中古が一番、と判断しています(実際そうしています)。これは中古住宅が優れているという意味ではなくて、大きな欠陥のあるなしは10年ぐらいたたないと分からないから、という意味です(もうちょっと長いかなあ)。
それぞれ個人の趣味のようなものがありますから、すべての人に、そうあれというつもりは毛頭ありませんが、最悪の事態を避けるという意味での防衛手段は、10年落ちの中古をインスペクター(民間の検査専門家)を入れて検査した上で、購入の是非を判断することしかない。それが日本の不動産市場に消費者が関与する場合の基本的防衛スタイルなのかなあ、なんて思っています(石橋をたたく癖があります、わたしには)。
今回の写真のマンションも一旦解体していますが、地下の構造部分は、どう解体したのが確認できませんでした。もう土がかぶせてあります。あたらしいマンションがあとに立つようですが、ま、しっかりしたマンションを建ててほしいものです。
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