倫理の択一試験
ご存知の方も多いと思うが、アメリカの司法試験には法曹倫理の科目がある。さすが、100万人ほどの法曹人口を誇るアメリカである。
そして法曹倫理に関わる話題やジョークは沢山ある。
昨日、読んでいた本にMPRE(Multistate Professional Responsibility Examination: 4択式の法曹倫理の試験)についてこんな指導があると書いてあった。「迷ったときには、4つの選択肢の中で二番目に倫理的なも を選ぶこと」
"If you have to guess, always go for the second most ethical of the four choices."
Deborah L. Rhode, David Luban, Legal Ethics: Law Stories, 6p(2005)
この含意は、自分の倫理感で判断してはいけないけないということである。弁護士会がどう解釈しているか、常にそれで判断せよ、そういう指示のようだ。そ
れって倫理的なんだろうか。しかもそれを試験にするのが適切なんだろうか、って思ってしまう。が、個々の弁護士の倫理判断に信頼が置けなくなってくれば、
このような指導も必要なのだろう。
さて日本はどうなるか。いまのところ、法曹倫理は、試験科目にはなっていない。しかし法科大学院の必修科目である。私は、これはなかなかの仕組みだと評価している。
| 固定リンク


コメント