PASネットとの合同講演会
本日、市川教育会館で関西の西宮にあるPASネットの皆さんをお招きしての合同講演会をPACガーディアンズ主催で開催しました。
PASネットの理事長は、上田晴男さん。8月の末にサポート知多が主催した会合でお会いしたばかりです。今回は、PASネット関係のスタッフ、司法書士のみなさん総勢12名ほどの方々が、千葉県へお越しくださいました。
「朋有り遠方より来たる、また楽しからずや」
ほんとにこの言葉とおりの心境です。朋というのは、単なる友達の意味ではなく、同じ志を抱く同志を意味するそうですが、その通りです。千葉県では、中核地域生活支援センターが権利擁
護活動を担っていて、その千葉県での中核地域生活支援センターとは別に成年後見利用の活動をやるPACガーディアンズと、権利擁護も同じ組織でやっているPASネットとの活動は、まったく同じというわけにはいきませんが、見ている
ところ、力点を置いているところは、共通する部分が多いようです。PASネットの活動は、権利擁護と生活支援に輪の中で成年後見を追求していこうというも
ので、「ご本人のための」「ご本人が生き活きと人生を送れる」成年後見利用を推進しようする点で、私たちの活動を相通ずるところがあります。
上田晴男さんのお話が興味深かったことはもちろんですが、メンバーの清水明彦さんの「いかにも西宮」を思わせるお話(これは、聞いた人にしか意味がわか
らないかもしれない)、身体の当事者である玉木幸則さんの当事者ならではの後見制度の理解(保佐人を2件受任されています)、迫田博幸司法書士さんのご本
人を活かす補助活動のお話(施設の高齢の方をご自宅にお戻しして次の補助人にバトンタッチされていくお話)、すべて会場の感動を誘っていたように思います。
他のメンバーに方々とも交流会・懇親会を通して、大いに意見交換ができました。
PACガーディアンズの話は、いきおいコミュニティフレンドの話が前面にでます。これにはPASネットの皆さんも会場の皆さんも興味をもってくださった
ようです。船橋育成会の赤津保子さんには、後見やコミュニティフレンドにかける親の想いを語っていただきました。コミュニティフレンドをやっていただいて
いるGAMIさんには、活動の実際を具体的に語っていただきました。
会場には千葉県内はもとより横浜や東京からもおいでいたたき、約100名ほどの方のご参加がありました。所属も、行政関係者、親、福祉の権利擁護関係者、議員さんなど実に多彩でした。
ああしたらよかった、これもしたら良かったと、思うところはありますが、とにもかくにも、多くの方に出会えて、連携ができそうなことがなによりうれしいことです。
追記: GAMIさんがご自身のブログでさっそく様子を書いておられます。会合の要旨は、私の文章よりも内容をよく伝えておられると思いますので、そちらをご覧ください。(07/09/09 Sun)
追記2:
名川さんもブログで紹介されています。こちらは、連載になりそう。名川さんはいつもながらの名司会でした。ありがとうございます。(07/09/09 Sun)
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コメント
リンクとトラバ、ありがとうございました。GAMIさんもの要約、的確で助かります。全国ネットワーク、昨日の勢いだと、作っちゃうかもしれませんね。わたしも関西出身なのでまわりに関西弁が飛び交うと、ついついつられます。
投稿: satosho | 2007/09/09 11:00
昨日はお疲れ様でした。
「朋あり遠方より・・・」のお話、印象的でした。同じ志をもつ人が、しかも大勢で訪ねてくれるのは、とてもうれしいことですね。PASネットさんのお力で、全国的なネットワークができていくと、朋がどんどん増えていくといいですね。
こちらからもリンクを追記して、トラバさせていただきました。よろしくお願いします。
投稿: GAMI | 2007/09/09 09:37