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2008/02/03

ギョーザの謎

 中国の生産工場側および輸送経路には問題がなかったと中国側が発表したそうだ。日本国内で混入したこともないとの報道があったので、これで殺虫剤入り餃子が販売されてしまった経緯と原因は行方不明となる。

 

経緯を明らかにできないということは、この種の問題にはたいへんにまずい。なぜなら同じことが起きる可能性を排除できないし、対策を講じることもできないからだ。

 薬物が混入する可能性のない工場で生産され、混入の可能性のない経路を通じて販売された食品で、食中毒が起きたということは、同じように品質管理の徹底 している工場の製品でも同じことが起きる可能性があるということを意味する。問題はこの工場の製品だけにとどまらなくなる。風評はどんどん広が るだろう。

 中国側の対応をみていると責任追及と再発防止を区別していないように見受けられる。これは日本の姿勢も同じであって、警察が主体となって捜査を行ってい る。誰かが意図的に混入させたとすれば、刑事事件だろうけど、その犯人とされそうな立場にある人は、原因の解明に協力するだろうか。再発防止のためには、 非刑事的、非司法的な原因解明が不可欠である。

 このことはたまたま中国のギョーザに絡んで書いているが、それにとどまらない。日本国内のいろんな問題において登場している。関係者以外には、あまりトップで報道されていないが、医療事故の調査委員会の設置問題でも同じ構図が登場している。

 と偉そうに書いてみたが、被害を受けた方の個別救済も大切である。この問題と再発防止と、両にらみで経緯の解明を進めるには、どんなシステムがあればいいのだろう。名案がない。

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