成年後見人養成講座(二日目)
前にここでご紹介したPACガーディアンズの成年後見人養成講座。二日目が土曜日に行われ、無事終了した。
朝10時半開始。今回も朝から夕刻4時までずっと私も参加した。主催者側の責任者だからという面もあるが、今日の講座は個人的に
も興味津々なのである。前回は、権利擁護と成年後見を主な内容としている。これはいわば私の領域である。しかし今日は、成年後見業務の実際の活動対象である、福祉サーヴィスを扱って
いるのである。
年金、生活保護、医療保障、生活支援の実際、そして身上監護における法制度と福祉サービスと題して、知的障害者、精神障害者、高齢者のそれぞれの生活と支援のありようを、いっぺんに解説してもらえるのである。しかも、講師陣は、それぞれの分野でご本人たちに寄り添うような活動を行っている正真正銘の実践的専門家である。わが国の福祉の実際を理解する上で、こんな良い機会はめったにない。
各講師の皆さんは、異口同音に「時間が短い」と述べておられたが、それぞれに時間内で工夫をされていて、私自身、とても理解がすすんだ。
個人的な興味でいくつか書くと、触法障害者が刑務所に入った場合に、福祉サービスが切れてしまい、出所後にもそれが回復しないことがよく問題になってい
るが、そうしたことなナゼおきるのか、今日の年金の話を聞いて充分すぎるほど理解できたし(問題のありかが分かったという意味であって、解決策はまだわか
らないが)、障害者の医療保障や生活保護の仕組みなどの話もとても有用だった。わが国の福祉法制の変化の歴史の中で、知的障害者の処遇や精神障害者の処遇
がどう変わってきたのか、現在、どうなっているのか。制度ありきではなく、ご本人に何が必要なのか、から考える視点や、精神障害者の生活の難しさ、薬の功
罪などなど、日頃ばらばらに理解していたことが、目の前で一挙に整理されて、目からうろこのような話が次々と飛び出てきた。高齢障害者の場合
は、支援費ではなくて介護保険が優先するとか、介護保険の運用の実際などの話もなるほどナルホドである。グッパー体操のおまけつきであった(なんなんだろうと
思う人は、一度やってみることをお勧めする、ただ3分は長いなあ)。
後見人業務の実務についての現実的な質疑応答がいくつか行われ(参加者のかなりの人が、本当に申立を考えている人たちであることがよく分かる質問であった)、それやこれやで6時間弱の時間があっという間に過ぎていった。
PACガーディアンズとしては、複数後見で引継ぎを考えているので、個人後見の場合でもかならずなんらかのカタチで法人として皆さんと関わりたいこと、生活支援と結びついた後見支援を、私たちは目指しているのであるが、PACガーディアンズの専門家委員会には(手前味噌ながら)、生活全般にわたる相談ができる専門メンバーが揃っていること、中核地域生活支援センターとの連携もある、各当事者団体と提携していること、PACガーディアンズに関わる人たちのすばらしさをあらためて実感したことなどのお話をまとめとさせていただいて、二日間の参加者に修了証をお渡しした。
記念すべき第一回の修了者、31名。
一仕事終えた、という感慨から懇親会、二次会(西千葉の酔喬:ここは旨い)、そして性懲りもなく3次会までやって、飲みすぎてしまった。しかし、うまい酒だったなあ。
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コメント
お疲れ様でした。ちゃんと帰宅されたことが分かって、安心しました ;-p
私は前の晩からあまり寝てなかったので、ぼけっとした頭で二次会で帰りました。みんな、それぞれの思いで“これから(も)やるぞ”と考えておられるようであるのが印象深かったです。
投稿: ながわ | 2008/03/03 04:52