民主党の事業仕分
最近のテレビニュースでご存じの通り、である。これについてメモを書いておきたい。
この営為から脳裏に浮かぶ言葉。
1)主尋問ぬきの反対尋問だけの裁判
2)一部公開で決定過程の実質は非公開
3)手段と目的を取り違えている
;公開は議論の手段であって目的ではない)
4)検察官と裁判官が同一の手続
;あるいは、検察官=財務省が隠れていて立証責任を負わず、被告人だけが立証責任を負う手続(推定有罪の糾問手続)? しかも時間の関係で立証すら満足にさせてもらえない、情けないほど見せ物的な手続である。
このひとつひとつを説明しだすと、とても手がかかるので、またの機会にするしかない。メモというゆえんである。
自民党政権の政策決定は、談合・密室手法という言葉が脳裏に浮かぶが、民主党政権の政策決定は、どうやら「決めつけ」「お仕置き」手法ということになろうか。
どちらにしても「対話」とか「理性」とかいう言葉とはほど遠い。政治とはそういうものかもしれない。
「仕分け人」には、いかにもテレビうつりがよく、見栄えのよい方々が選定されていて、この方々が、遠山の金さんよろしく悪人(官僚)をお白州で懲らしめる、そんなパフォーマンスを企画されていたのかもしれない。
しかし私には、とてもそうは見えなかった。「仕分け人」の役どころを担当された方には失礼ながら、どこかの大権力を背後においたプチ権力者(これこそ代官なんだけど)が、より弱小の権力者(局長クラスらしい)をいじめている、それだけの醜悪な見せ物といった感想である。予算の存廃を政治家主導で議論するのであれば、どうして大臣同士のやりとりを公開の場でやらないのか、官僚を悪者にして、遠山の金さんを演じたい意図が見え隠れしてならない。
書いていて思い出した。ガセネタメールを根拠に「悪役」をやっつける一大パフォーマンスを国会で演じたのも民主党だったか。どこかに「悪者」を作り出して、世間の目をそちらに向けるのも政治の世界なのかもしれないが、その手法では政治は動いても社会・経済問題は解決しない。行き着く先がどこであるかは、古今東西の歴史が教えている。各政党には、考えにかなりの振幅のある人々がいるので、発想を切り替えてくれることを期待したいところである。
ところで、この仕分け作業、すべてが映像で保存記録されているのであろうか。「公開」されているのであるから、そのようにも思うが、所詮パフォーマンス目的で
あるから、そうではないかもしれない。良きにつけ悪しきにつけ、裁判や議論というものを考える素材になると思うし、会話分析を行なう研究者も最近は増
えているから、ぜひ、記録を保存し提供してもらいたいものである。
どなたか記録のありかをご存じのかたがおられればおしえていただけると幸いである。
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