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2010/04/15

浦安事件続報

浦安女児虐待事件については、すでに県や市からの上告はないということはお伝えしておりましたが、補助参加人も含めて上告はなく、高裁判決で確定したようです。

法的紛争としては、刑事・民事ともこれで終結をしたわけですが、その後、浦安市に対して被害者側支援団体が、謝罪要求を提出してまだまだもめているようです。これは、一見しますと民事判決が猥褻虐待を認めたので、それを根拠に謝罪をしろという体裁をとっていますが、市の監督責任はいずれも否定されているわけで、「判決を根拠にして」市当局に謝罪をしろと要求するのは、論理的に飛躍があります。しかし、これは法論理的な話であって、謝罪要求は政治的な話のようでありますから、私は論評するつもりがありません。つまり、謝罪要求が間違っているとも正しいとも「政治的」には結論がつかないはなしであって、結論をつけるのは、次の市長選挙の時の浦安市民の判断なのでしょう。

この事件は、民訴的にも興味深いものがあるのですが、判決というものが政治的に利用されるときの姿を映し出しているという点でも大変、興味深いものです。判決はどうあれ(つまりかりに完全敗訴判決を受けたとしても)、原告支援者側は市当局に謝罪要求を突きつけたのではないかと私は思うのですが、だとすると、民事の判決は大きな紛争の流れの一里塚、そんな位置づけなのかなあと思うのです。

ま、それはともかく、猥褻虐待行為がなかったといいはる浦安市の主張は、法論理的にはありうるのでしょうが、そこまで主張できるほど調査したのかなあ、調査が足りなかった、これぐらいは言ってもいいだろうし、いうべきなんじゃないかなあというのが私の印象です。    あ、政治的にコメントしてしまった(笑)。

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コメント

民事訴訟の場合,沖さんの例で見ても分かるとおり社会的弱者と見られるものの方が有利のようです。浦安の件においても知的障害者であることで社会的弱者を強調したようです。
さらに,刑事事件で一緒だった少女は,自分が被害にあったときは,民事を行った少女もいて被害にあったと述べているようですが,この少女の供述が嘘であったとの書類もあるようです。
民事では,刑事一緒だった少女を外すことで,日時状況を曖昧にし,社会的弱者であるから救済しろと言うことのようです。
少女の供述は,警察と医師が記憶誘導して作られているものらしいです。
警察や医師は,自分たちのストーリーに合わせて調査しているのに対し,教育委員会は両者から十分に話を聞ける立場にあったと言うことから,市長の態度は納得できるように思います。

投稿: ケイ | 2010/10/27 18:50

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