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2011年1月

2011/01/30

PacG後見人養成講座ほか

 昨日は、PACGの後見人養成講座の一日目。千葉市のキボールで開かれました。
 私は、みなさんにご挨拶をしてお昼まで参加していたのですが、昼前に一時抜けて後見関連の研究会へ参加するため東京へ。夕刻、そこからまた千葉市に戻って、養成講座の参加の皆さんと懇親会でした。
 うまい酒と楽しい話を山ほど交わして、楽しいひとときでした。

そして今日は、久しぶりに子供とドライブです。3日前に医者から貰った抗生物質が効いているのか、昨日、一昨日と飲んだのに、今日はほぼ風邪が治りかけています。一週間ほど前に家族全滅状態だったのですが、いやよかったよかった。首都高も空いてましたし、よかった。

と、最近、こんなたわいのない話は、TWitterの方に書いているのですが、昨日の飲み会で携帯でブログを見る人には、このブログに貼り付けているTwitter は閲覧できないと教えて貰ったので、とりあえずブログに今回はブログに書いておきます。

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2011/01/26

ヨーロッパ人権裁判所2010年5月20日判決

成年後見利用が自動的に選挙権喪失に繋がるのかどうなのか、いろんな動向を調べている。その中で、昨年の2010年5月20日にヨーロッパ人権裁判所が下した判決にぶつかった。

 EU加盟諸国の間では、障害者の選挙権制限を撤廃ないし緩和する動きが顕著であるが、なお後見利用が自動的に選挙権喪失に連動する法制度を持つ国もある。この事件の被告側となったハンガリーもそうした国の一つであり、同国憲法には、後見に付されたものは選挙権を失う旨の規定が明記されている。2010年5月20日にヨーロッパ人権裁判所は、同国のこの後見規定がヨーロッパ人権条約に抵触するとの判決を下した。ECtHR, Alayos Kiss v. Hungary, No38832/06,Judgment of 20 May 2010.

 なおヨーロッパ人権裁判所というのはヨーロッパ人権条約を批准している加盟国の条約実施状態を監督するために1950年代から設置されている歴史のある裁判所で、大法廷(加盟国数の数だけ存在する裁判官全員)と小法廷(7名からなる)の二つがあるが、上記判決は、第2小法廷で2006年に受理され、2010年に判決があり、3ヶ月後に大法廷への上訴がなかったため8月20日に確定している。確認が必要であろうが、条約違反であるという内容なので、今後はハンガリーが同国の国内法を整備するかどうかを、加盟国の閣僚委員会が監視しつづけ、進展がなければ勧告意見などがでるのではないかと私は想像している。(このあたりは専門外なので、調べるのがやや手間がかかる)。

 事件は、鬱病で限定的ガーディアンシップ(包括的ガーディアンシップと限定的に分かれている限定的なほうがより軽いものだある)にハンガリー国内の地裁で付された男性が、国政選挙に投票できないのはヨーロッパ人権条約に抵触するとして、提訴したものである。この男性(以下原告)は、自身が鬱病で限定的ガーディアンシップの利用が必要であること自体は、争っていない。しかし、それが選挙権喪失に連動することを知らなかったため、民法上の仕組みでしかない後見制度の利用が、同国憲法で選挙権喪失の対象とされていることが、ヨーロッパ人権条約(第一追加議定書第3条:平等選挙を定めた規定)に抵触するとしてヨーロッパ人権裁判所に提訴したものである。
 追加議定書(protcol)というのもややこしいが、これはヨーロッパ人権条約が最初に成立した当時は、とりあえず合意できるものだけを先に条約化したため、そのアトに合意が成立したものを、次々と条約の中に追加しているものである。

 また、この裁判には、ハーバードロースクールのThe Harvard Law School Project on Disability (HPOD)が、書面参加を申出て裁判所から許可されている。このプロジェクトは、障害者権利条約の完全実施を世界的に働きかけるための研究組織である。この参加人も原告も、ともに障害者権利条約の12条と29条を引用しつつ、ハンガリーの憲法はこれら国際人権法に抵触していると主張した。なおハンガリーは障害者権利条約を2007年7月20日に批准している。

 裁判所は、7名の全員一致で、ハンガリーの選挙権喪失規定は、ヨーロッパ人権条約第一追加議定書第3条に違反すると判示し、ハンガリーに対し原告に総額8000ユーロの金銭の支払いを命じている。

 その判決理由の中で、裁判所は、投票権制度に関わる各国の立法裁量は認めつつも、限定的ガーディアンシップに服する人の個別能力の審査をともなわない選挙権剥奪は、その立法裁量権を逸脱していると述べ、精神障害者のように過去において顕著な差別を受けてきた社会的弱者に対する基本的人権の制限は、その制限につき重大な理由が存在しなければならない、と述べている。

 そして障害者権利条約を含む国際人権規約に言及しつつ、知的障害や精神障害をもつ人々を、ひとりひとりの個人ではなく、単一のクラス(社会階層)として無差別に取り扱うことは、問題をはらんだ分類であって、その人々の権利の制約は厳しい吟味を経なければならない、と延べ、個別的司法審査をせずに限定的ガーディアンシップが必要であるということのみを根拠とする投票権剥奪は、投票権の制限の正当な理由とはなりえいない、と明確に述べている。

なお、同判決は下記のサイトからアクセスできる。
http://cmiskp.echr.coe.int/tkp197/view.asp?action=html&documentId=868178&portal=hbkm&source=externalbydocnumber&table=F69A27FD8FB86142BF01C1166DEA398649

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2011/01/14

成年後見選挙権欠格条項違憲訴訟

成年後見の選挙権喪失問題について、訴訟が提起されます。

下記は、そのニュースです。

●後見人で選挙権失った女性、憲法違反と提訴へ/茨城
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110113-OYT1T01108.htm

成年後見人が付くと選挙権を失うのは、法の下の平等を保障した憲法に違反するとして、茨城県牛久市の名児耶 匠さん(48)が来月にも、国に選挙権を認めるよう求めて東京地裁に提訴することがわかった。

 父親の清吉さん(79)によると、娘の匠さんはダウン症で中程度の知的障害があり、07年に清吉さんが後見人になった結果、選挙権を失ったが、それまでの選挙では欠かさず投票していたという。清吉さんは「後見人が付くか付かないかだけで、選挙権の有無が決まるのはおかしい」と話している。


下記はNHKのサイトです。名児耶さん親子のお話が聞けます。そのうちにアクセスできなくなるとは思いますので、お早めに。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20110113/t10013385981000.html

 裁判を起こすのは、茨城県牛久市に住む名児耶匠さん(48)です。名児耶さんは、ダウン症で知的障害があり、4年前に父親が、判断力が十分でない人に代わって財産管理などを行う成年後見人になりました。法律では、後見を受ける人は選挙権を認めておらず、名児耶さんも後見を受けると同時に選挙権を失いました。しかし、名児耶さんは、20年以上にわたって選挙の際は欠かさず投票し、選挙公報も読んでいたということで、投票する判断力があると主張しています。このため、後見を受けたことで選挙権が失われたのは選挙権を保障する憲法に違反するとして、選挙権を認めるよう近く東京地方裁判所に訴えを起こすことにしています。名児耶さんは「選挙に行けないのは残念で、また行きたい」と話しています。父親の清吉さんは「娘の権利を守るために後見人になったのに、それによって選挙権が奪われるのは親として納得できない」と話しています。これについて総務省選挙課は「選挙のたびに個別に能力を審査するのは実務上難しいため、後見を受ける人は判断力に欠けるとして選挙権を認めていない」としています。成年後見制度は平成12年に始まり、知的障害や認知症などのために後見を受けた人はおよそ14万人に上っていますが、選挙権を認めるよう求める裁判を起こすのは初めてです。成年後見と選挙権を巡っては、平成17年に日本弁護士連合会が「後見を受けた人も投票は可能で、一律に選挙権を制限する規定は見直すべきだ」と提言しています。


 

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2011/01/05

酒采屋 十兵衛

新しい年が明けたのであるから去年の話などしない方がよいのであろうが、昨年は私にとって、なにか内面の変化を醸し出すような刺激的な出会いと出来事があった。何年も前に法社会学会でケアと正義のシンポに参加したときも(これは聴衆として話を聞いただけだけど)とても刺激を受けたのですが、それに匹敵するような刺激を受ける機会がなんどかあった。それやこれやを自分の頭の中に整理して、少しはブログの皆様にも提供しないといけないですが、とりあえず美味しい話を先行させたい。

十兵衛の干物です。

Photo


昨年の12月4日と5日に中部国際空港で開かれたふわりの会合に参加したが、そこの総合司会をされてた小田泰久さんが運営されている楽笑というNPO法人が運営している干物屋さんの逸品である。
 「酒菜屋 十兵衛」と銘打っているからたぶんお酒も売っているかも知れないが、とにかくそのここの担当者の方が「おいしいですよ」とおっしゃるので、とにかく送ってもらって食べてみたのである。

Photo_2


 これは「マジ、ウマイ」。わが家の家族は、次男も含めて魚類には結構シタが肥えていて、まずいものは食べないのであるが(マズイ時には、捨てるのももったいないので、お父さんが仕方なく一人で食っている)、これは家族全員がばくばく食って、瞬く間になくなってしまった。

 障害のある方の就労先として、いろんな物作りが全国各地で行われている。ラーメンあり、おそばあり、ワインあり、であるが、ここの干物は絶品でしたね。蒲郡の三谷町の伝統的な技法を守って作っているとかブログに書いてあるけど、これはたぶん癖になる。

注文は下記からできるみたいです。さっそく注文しました。

http://item.rakuten.co.jp/chiraku/c/0000000155/

十兵衛のサイト

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2011/01/01

謹賀新年 2011年

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みなさま、あけましておめでとうございます。

旧年中は、多くの方々にひとかたならぬご支援やご厚情を賜り、私ども家族4名なんとか無事、本年を迎えることができました。ありがとうございました。

← 玄関の正月飾りです。







  今年も私ども4名の家族のそれぞれが、少しづつ成長していくこと、そしてそれぞれが互いに支え合う一年でありたいと思います。

  このブログにお出でいただいたみなさまのご多幸をお祈りいたしますと同時に、昨年に引き続き、ご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

                                   2011年 元旦  兎

               管理人  SATOSHO

と、、、固いご挨拶に引き続き、少し写真を

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 これは、昨年のクリスマスあたりから玄関を飾っていた生け花です。花だけだとちょっと物足りないので、一升瓶を横に置いておきました。これが、なかなか飲む勇気がなくて。。。



















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 これは中庭の力作(家人)です。
ちょっと暗いところでとったので、てかってますねえ。

追記:このブログをパソコンでご覧になっている方には、上記の写真は、正常に表示されていると思いますが、Ipadでご覧になっている方は、どうも90度回転して表示されているようです。理由はわかりません。Iphone4ではこんな現象はおきていないのですがねえ。Ipad本体を回転させても、どうしても横向きになりたいようです。対応方法が分かれば対応しますが、いまのところ原因も対応方法も不明です。ご容赦ください。元旦午前2時記載。

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