権利擁護のパラダイム転換 ~認知症の方や障害者の方にも意思はある~
このところYahooニュース個人というところに、記事を掲載させていただいております。
成年後見関係の記事が2つありますので、ここに引用しておきます。
※ 権利擁護の世界は、代行決定から意思決定支援へのパラダイム転換が起きています。ところが、日本の成年後見制度は、身上監護、財産管理の両面で課題が山積し、制度疲労を起こしています。実情を直視してみました。
また、この記事は、2015年5月22日に内閣府の障害者政策委員会に参考人として招かれたときに述べた意見をベースに大幅に加筆・修正したものです。
※ 2014年1月に日本は障害者権利条約を批准しました。同条約の遵守状況を国連に対して報告する政府案が公表されました。その中の成年後見に関する12条部分を読みましたが、大変に残念な内容になっています。条約の条文を政府報告案を参照しながら、なにがオカシイのかを説明しています。
それにしても、政府報告案の基調は、日本の現行成年後見制度は、障害者権利条約になんら抵触していない、というものでオカシイなあと思いますが、もっとオカシイのは障害者権利条約を批准した以上、意思決定支援が必要だからもっと成年後見を利用しましょう、っていう人があちこちにいることですね。どこをどう解釈したらそんな話になるのか私にはまったくわかりません。そしてそんな人達は、後見支援信託の問題にはまったく触れません。
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