2009/07/05

その人らしく生きる

ほとんど更新が止まってしまっていました。
あっという間に7月ですが、先月の下旬に私の本が出版されました。
あちこちの障害者関連団体から招かれてお話をさせていただく機会があるのですが、その話の内容を本にしてくれたものです。小さな本ですが、一度お手にとっていただくと幸いです。

Sonohitorasikuikiru「その人らしく生きる」
――成年後見、自己決定からコミュニティフレンドまで

佐藤 彰一 著
A5判 144ページ 定価1,050円

S-PLANNNING (2009・7)

この出版社、いささか頑固なところがあり、普通の書店に本をだしません。
お求めは、こちらから。http://s-pla.jp/book/book13.html

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2008/11/03

虐待大国?

 ことしの6月ぐらいに、日本の児童相談所への虐待相談件数が4万件を越えたことがニュースになった。
  たとえば産経新聞毎日新聞(いずれも6月17日)

 その後も、あちこちで児童虐待のニュースが報道されている。
 直近では、仙台の2歳児への虐待や札幌の8年間監禁事件が有名である。
 日本社会はどうなっているのかと、あれこれ考えたくなる方が多いと思うが、そんな方におすすめの本がこれ。

 原田綾子「「虐待大国」アメリカの苦闘」ミネルヴァ書房(2008)

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2007/08/22

弁護士急増の時代

 いまの話ではない。大正時代の話である。

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2007/01/30

条例のある街

 先日の土曜日に、昨年千葉県議会で成立した「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」の報告集会が、千葉市内で開かれました。

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2007/01/25

菅 富美枝さんのご本

 以前、支援型法という切り口で菅富美枝さんの本を紹介しましたが、なんとご本人の語り口で内容が聞けるサイトがオープンしていました。
http://www.iiv.ne.jp/booklounge/bb/book070109_high.asx

いまのところコチラなのですが、そのうちアドレスが変ると思いますので、変ったあとはコチラから2007年1月の紹介をクリックされればいいでしょう。

http://www.iiv.ne.jp/booklounge/

 

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2006/12/20

実録刑事弁護

 自宅に一冊の本が届いた。本のタイトルは「実録刑事弁護」。著者は、辻川圭乃(つじかわたまの)弁護士。
 

 

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2006/12/10

支援型法という切り口

昨日の土曜日は、午前中に大学で育成会の後見プロジェクトの会合を行った後、午後、早稲田大学で行われた、法社会学会関東支部例会を傍聴しました。
 菅 富美枝さんの 「現代社会における「支援型」法の役割」という報告があったからです。

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2006/09/14

ケアの社会的分有

 中根さんの本の紹介の最終です。父親の語りの分析から家族内で父親は母親とは違うタイプのケアをしているのではないか、そんな指摘をした上でこの本は、次のようにケアのプロセスを4つに分けたものを引用しています。130p
 配慮すること(Care for)
 ケアの運営責任をもつこと(Take care of)
 具体的なケアを提供すること(Care giving)
 ケアを受けること(Care recieving)

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2006/09/12

In a deferent voice?

 残余型福祉モデルを基調にする母親研究の家族描写は、いささか暗い。たしかにネガティヴな側面も障害者家族関係の中にあるかもしれないが、みんながみんな心中に至るわけではない。中根さんの本は、母親研究を継承しつつも、そこへ父親研究を重ね合わせることで、視野を広げてくれているように思える。

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残余型福祉

 昨日紹介した中根さんの本に選択主義型残余福祉という言葉がでてくる(46p)。要田さんの本が引用されているので、そちらを見たら(176p)、残余的福祉モデルとは、個人や家族の自助努力が失敗した場合に、社会福祉制度の役割を限定するモデルだそうだ。

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